メールフォームを使うメリット
Webサイトやページを運営していて、申込や問い合わせなどを受け付けるときに便利に使える「メールフォーム」。読者・訪問者として入力する機会も多いと思いますが、どうしてメールフォームを使うのか、そのメリットをお伝えします。
メールフォームとは
「メールフォーム」とは、Webページ上で情報を入力してメールを送る仕組みです。メールソフトからメールアドレスを指定して送るのとは違い、Webページの中に組み込まれた「入力欄」に入力して送ります。
「フォーム」がよく使われるのは、オンラインショッピングで送り先の住所や電話番号を入力する、アンケートに答えるなど、「情報を入力して送る」ときです。そのなかで、「メールフォーム」は、Webサイトの運営者にメールで情報を送るときに使われます。
▼よく見るメールフォーム例
メールフォームを使うメリット
送信先のメールアドレスが外からわからない
メールアドレスをWeb上にそのままさらしていると、スパムメールが来たり、知らないメルマガに勝手に登録されたりします。
聞きたいことが聞ける
受け取る人が聞きたい項目をあらかじめ決めておけるのもメリットです。「何でも自由に書いてください」としてしまうと、受け取る人が聞きたい情報が漏れていたり、書く人も何を書いていいかわからず双方に負担がかかります。必ず聞きたい項目は「入力必須項目」にしておけば、必要な項目が確実に受け取れます。
集計しやすい
聞きたい項目が揃えられると、受信した人が情報を集計しやすくなります。たとえば、複数日予定しているイベントに申込んでもらったときにどの日付に誰が来るのかといったリストを作るとき、メールフォームでアンケートを受け付けたときなどに便利です。
自動で返信できる
自動返信メールが送れると、メールを送る人も受け取る人も負担が減らせます。お問い合わせの場合は相手に受付したことを自動で伝えられますし、簡単な資料請求の場合は自動返信メールに資料がダウンロードできるURLを貼っておけば、希望をすぐに叶えられます。
送信後のページが指定できる
メールが送信された後のページで、お礼を伝えたり、追加の情報を見せることができます。たとえば、送信のお礼にプレゼントがダウンロードできるようにしたり、イベントを申し込んでくれた人へ興味を持ってくれそうな他のイベントやアイテムを提案したりできます。
アクセス解析できる
どのページ・どの投稿からどれくらいメールフォームに来てくれたか、フォームまでたどり着いたうち、どのくらいの人がメールを送ってくれたかがわかります。メールフォームで何かアクションを起こしてもらうことを目的にしている場合、改善の指標になります。
メールフォームを使うには
メールフォーム機能を提供しているサービスを使うのがおすすめです。
受信した情報を保存するタイプのメールフォームプログラムをレンタルサーバに設置するのはおすすめしていません(専門知識がある人がメンテナンスできる場合を除く)。メールフォームで送ってもらうことの多い名前やメールアドレスといった個人情報を漏らしてしまう恐れがあります。
適切に管理する自信が無い場合は、セキュリティ面で信頼できるサービスを使うことをおすすめします。